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おしまい

About this story

これは、イモムシのモイとカタツムリのパイのお話です。
彼らは静かで穏やかな時間を共に過ごしています。彼らは同じ時を、同じ場所で、同じ空間を共有しています。ただ一緒にいるだけで、それぞれの瞬間が幸せなものになるのです。

この物語は「幸せ」そのものをテーマにしています。
私は、幸せという感覚は多くの要素から成り立っていると考えています。
それは、幸せを感じたときの空気の匂い、そよぐ風、交わされる会話、その瞬間の太陽の光、そして大切な誰かとの関係です。
それらすべてが「幸せ」という言葉に含まれているのです。
この物語は、幸せを感じる時間や空間を丸ごと表現した作品です。
私は、この物語を読み彼らがともに過ごしている様子を見るたびに、私自身もパートナーである嶺と共に生きる幸せを感じます。

実は、モイは「おはよう。イモムシ君」の主人公です。挨拶さえできなかったモイがこうして共に過ごすことのできるともだちを得られたことを私は嬉しく思います。

Chie

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